終身保険 選び方

まず、終身保険とはどのような保険なのか?

終身保険とは、その名前の通り一生涯保障を受けられる保険のことです。
一度加入をすると、途中解約をしなければ死亡するその時まで保険会社が保障をしてくれます。
終身保険で保険金が支払われるのは、死亡したときと所定の高度障害状態になったときのみです。
解約してもお金が受け取れるでしょ?と言われればそうなりますが、それは解約返戻金であって死亡・高度障害保険金ではありません。

 

これら以外の入院や病気で保険金を受け取るためには、特約を追加する必要があります。
保険料の支払い方法については、月払いと年払い、一時払いと全期前納払いの4つがあります。
月払いと年払い、一時払いに関しては、説明はいらないでしょう。

 

保険料が高い終身保険でも払い方によっては保険料が安くなる

毎月、または毎年保険料を支払っていく方法で、一時払いは一括ですべての保険料を支払う方法です。

 

全期前納払いは、最初にすべての保険料を保険会社に預けてしまうため、一時払いと少し似ているかもしれません。
しかし全期前納払いは、預けたお金から保険会社が保険料に充当していく支払い方法です。
この充当するというのが、一時払いと大きく違うポイントとなっています。
全期前納払いのメリットとしては、死亡や高度障害で保険金を受け取る場合、保険金にプラスして未経過期間の保険料も戻ってくることです。
例えば
保険料を31歳から60歳の30年間毎月1万円x360か月分を一括で払い込む契約で
(言い換えると、360回払いをするのが面倒なので、360回払いを一回で全額払い込んだのです。)
死亡・高度障害保険金が400万円の場合で、40歳で死亡した場合。
まず、死亡保険金400万円が遺族に支払われます。
さらに41歳から60歳までの、保険会社に先払いで預けていた形の「保険料」240万円が戻ってくるのです。

 

変な例えですが、髪の毛を、髪の毛全体で一つの髪の毛見るのが一時払い
髪の毛を、髪の毛一本一本の集団と区別しているのが全期前納払いみたいな感じですが、余計にややこしいですかね。

 

これも一時払いとの大きな違いであり、以前は全期前納払いで終身保険に加入する利殖を目的とした加入者もいました。一括払いすれば、保険が効いている数十年の間に大きな金利が付くのを利用しているのです。
終身保険は、溶炉老保険や年金保険より運用利益を出すことができなくなっているので、純粋な利殖目的で終身保険に加入する人はいません。どちらかというと、保障と運用の中間目的で加入する人が多いと思います。

終身には終身の良さがある

最近流行なのが、「低解約返戻金型終身保険」という、漢字だらけの終身保険で、AIG富士生命のE-終身などがその形式の先駆けです。
余談ですが、ほとんど宣伝していないのに口コミで有名になった保険でもあるのです。

 

低解約返戻金型終身保険の仕組みを簡単に説明すると
保険料払込期間中の「保険料」事態は、通常の終身保険より安いのですが
保険金の払い込みが終了する直前までに保険を解約すると、解約返戻金が極端に少なくなり、かなりの払込総額割れを起こします。
ですがかっちり保険料を払い込み続けて、保険金の払い込みが終了した後に解約すると、通常の終身保険と同様の返戻率が期待できるという商品です。

 

保険「料」総額と、解約返戻金との比率、「解約返戻率」とでもいいましょうか、これが通常の終身保険よりも凄く良いのです。
この低解約返戻金型終身保険が定着した頃、ある生命保険会社の口コミなどを見ると、低解約返戻金型終身保険の話題でもちきりでした。

 

ちなみに、「保険金の払い込みは60歳まで」など、終身保険の保険料を払込期間は、ある程度任意で決めることができます。
保障は一生涯続きますが、保険料の支払いはある程度任意の期間で終わらせることができるのです。
任意で決めることのできる期間は、保険会社によって異なります。
一般的には、10年や15年、20年といった年数で払込期間を決めるタイプと、60歳や65歳までなど年齢で決めてしまうタイプがあります。
保険料については、終身保険が効いている途中で値上がりすることはありません。

 

欠点も利点あるんです。

全般的に終身保険の保険料は、定期保険よりも割高になっていることはデメリットといえるでしょう。
また終身保険の保険料は、掛け捨てではありません。
途中解約をすると、それまで支払った保険料は返還されます。
一生涯保障を受けたい場合には、終身保険を解約する必要はありません。
しかし、一時払いや短期で保険料をすべて支払った場合、これまで支払った以上の解約返戻金を受け取れる場合もあります。

 

バブル期など高金利時代に契約した終身保険なら、解約返戻金はかなりの高額になることも珍しくありません。
老後の生活資金に困ったときには、終身保険を解約して解約返戻金を受け取れば、すぐに生活資金を手に入れることもできます。
終身保険は、さまざまな目的に使うことができる金融商品です。
死亡時や高度障害になったときの自分や家族への保障だけではなく、相続対策や資産運用としても使うことができます。
終身保険を契約するときには、何を目的に加入するのか決めてから、保険会社の各商品を比較して加入しましょう。

終身保険ならではの機能を考えましょう。

一生保障してくれるのはいいけど、保険料が高い。保険料が安く見えても死ぬまで保険料を払う形だった(←これを終身払いといいます。)
せめて年金が始まる前に保険料を全額払い込みたいけど、終身払いと比べたら保険料が凄く高い。

 

年齢と保険料払込期間によっては、加入した終身保険の保険料で、定期保険なら、保障額を何倍にも設定できるくらい、保険料が高いという欠点もあります。
(例えば、30歳男性で、
 保険料払込期間60歳まで・保険金1000万円のM社の終身保険が月額21,745円
 同じ男性が21,799円で保険金4400万円、80歳まで保障の定期保険に加入できる
 というような現象が生ずる)

 

上記は超極端な例(定期保険の保険料を80歳まで払い込むなんて普通は有り得ません。)ですが、終身まで保障してくれることを生かして、いつ発生するか解らない介護の備えに対応した商品があったり、一見保険料が高く見えるけど保障以外のサービス部分が手厚かったりする終身保険もありますので、長生きリスクが取りざたされる昨今、あなたのこれから先抱えそうな問題を考えながら、まずは保険の機能で終身保険を選ぶべきだと思います。

 

終身保険のインチキ販売にご注意!

最後に警告めいた話になりますが、最近、生命保険会社の口コミなどをを見ると
「学資保険に加入しようと保険屋を呼んだら、なんだか終身保険の契約になった」
などという口コミを何回か見たことがあります。
終身保険を15年払い込んで三年近く寝かして終身保険の解約返戻金を太らせて、子供が高校三年の冬になったら解約すれば、学資保険と同じような保険になるというのが「生命保険営業職」の言い分ですが、実は学資保険は生命保険販売「者」の販売手数料が驚くほど低く、逆に終身保険の販売手数料は凄く高いのです。

 

生命保険会社によっては学資保険商品が全く無い会社もあります。また、学資保険めいた商品(学資金貯金と子供の病気怪我の保障が混在した保険商品)の場合、保険料払込総額よりも還元される学資金(解約返戻金総額)が低く実質元本割れしてしまう商品もあります。元本割れの理由は保険料を子供の病気・死亡保障にまわしているからなのですが、こういった会社もあり、純粋に学費を貯めるための学資保険を販売できない場合に苦肉の策で、終身保険を学資保険代わりに販売するということがあります。
まぁ、保険営業職の成績を考えれば、終身保険を売りたいというのもありますよね。
学資保険商品が無い、または学資保険と保障が混在している商品しか無い生命保険会社の場合はまだグレーゾーンの販売手法かもしれません。

 

許せないのは
これも生命保険の口コミサイトネタですが、元本割れしない学資保険商品があるのに、自分の成績目的で終身保険を学資保険代わりに販売する保険営業職です。まともな学資保険を売って欲しい、説明が聞きたいと言っても終身保険の額資料目的の利点ばかり熱く語るでしょう。
もしこんな、まともな学資保険を売らずに終身保険にすり替えるような保険営業職がいたら、即、販売を拒否してかまいません。あなたの利益にならないような仕事をする保険営業と話しても時間の無駄です。
もし断り切れないで契約した場合、その保険営業が帰り次第、生命保険会社のコールセンターに電話して解決しましょう。保険会社側で解決してくれます。

 

 

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